キルビー特許

出典: ASCII.jpデジタル用語辞典
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きるびーとっきょ 【キルビー特許】 Kilby patents

キルビー特許は、テキサス・インスツルメンツ(TI)のジャック・キルビー氏が発明した半導体の上にひとまとめに回路を形成する半導体集積回路の基本概念に関する特許のこと。ジャック・キルビー氏は、2000年にノーベル物理学賞を受賞した。キルビー特許は、1959年2月6日出願され1964年7月発効したアメリカ合衆国特許第3,138,743号「Miniaturized Electronic Circuits」のことを指す。キルビー特許は半導体集積回路の中心となる基礎技術であるという反面、日本では「キルビー特許事件」と呼ばれる側面も持つ。キルビー特許事件は、TIがキルビー特許を分割し日本での特許の成立を遅らせたため、初期の特許が失効した後で成立した特許により、半導体メーカーはキルビー特許を用いた製品に対して多額のライセンス料を支払わなければならなかった。富士通はライセンス料の支払いを拒否し、1991年に訴訟を起こし、2000年に最高裁判決はライセンス料請求を無効とした。

関連項目