CP/M

出典: ASCII.jpデジタル用語辞典

しーぴーえむ 【CP/M】 Control Program for Microcomputer

米Digital Research社(現在はNovellに買収された)のGary Kildallが開発した、マイクロコンピューター用のディスクオペレーティングシステム。当初はIntel 8080マイクロプロセッサー用に開発されたが、後に8086MC68000、Z8000版も開発された。CP/Mはシングルユーザー・シングルタスクのOSであるが、マルチタスク用としてMP/M(8080用)やConcurrent CP/M(8086用)という製品もあった。

CP/Mは、DECミニコン用OSのTOPS-10やRSX-11などを模範として、同じような操作環境/コマンド体系を持つ8ビットマイコン用OSとして開発された。当時のハードウェア事情を反映して、最大64Kbytesまでのメモリーと、フロッピーディスクTTY入出力シリアルポートパラレルポートといったリソースを管理するためのOSで、マイクロコンピューターシステムやそのソフトウェア開発に広く使われた。

システムは基本システム入出力部分(BIOS)、基本OS部分(BDOS)、コマンドインタープリタの3つの部分からなっており、BIOS部分だけをシステムごとに記述するだけで、簡単に移植することができた。

機能的にはかなり簡素なOSであり、プログラムファイルシステムからロードして実行するのが主な機能で、ファイル名も8+3文字しかサポートがなく、ファイル長や読み書きの単位も128bytesの倍数しか認められていなかった(これは当初使用していたフロッピーディスクが、1セクター128bytesの8インチ片面単密度ディスクだったため)。

現在パソコン用OSとして主流となっているMS-DOSは、この(8080用の)CP/Mとほとんど同じコンセプトで8086上に実装されたもので、MS-DOSにはいたる所にCP/Mの面影が残っている(最大8+3文字までのファイル名、FCBを使ったファイルハンドリング、CALL 0005Hによるシステム呼び出し、システムコールの番号、システムの基本構造など)。


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